塩基配列登録の目的と意義
多くの雑誌では学術論文の投稿に先立って, 塩基配列を国際塩基配列データベース (International Nucleotide Sequence Database; INSD) に登録し, アクセッション番号を取得した上 で, その番号を当該論文に記載することを義務付けています。 DDBJ は, この国際塩基配列データベースを構成するデータバンクの1つです。
受け入れ基準を 満たしている塩基配列であるならば, 研究者はこれを広く一般に公開することを目的として, 学術論文の投稿予定の有無に関わらず, 必要に応じて DDBJ に登録することができます。
DDBJ を含む国際塩基配列データベースに登録された塩基配列は公開された後には, 誰でも全てを制限なしに利用可 能となります。
なお, DDBJ に塩基配列データを登録しても, データに関する優先権, 特許権な どは生じませんので, ご注意ください。
参照: Q and A [1] 登録データ全般 [1-1-5]
DDBJ に登録すればデータの優先権は確保されますか。特許申請するべきですか
新規登録か, 更新か?
もし, 新規登録とすべきか, 既に登録した配列の更新とすべきか, 迷う状況が発生しましたら,
に ご連絡ください。
SAKURA は, 新規登録専用となっております。SAKURA から更新内容を送付しないでください。 更新の場合は, 更新に関する説明をご参照 の上,
に ご連絡をお願いいたします。
登録に附随する権利と義務
DDBJ に塩基配列を登録する際には, 配列以外に, 登録者とコンタクトパーソン, 関連文献 (primary citation), 由来生物名, 遺伝子の機能, 特性等に関する情報(以下, 登録情報と総称します)が必要となります。
DDBJ から塩基配列を公開する際には, 登録情報を DDBJ の定めるフラットファイルという形式に整形して 公開しています。 登録者とコンタクトパーソンは, 原則として, フラットファイルの REFERENCE 1 に記載されています。
登録者は自身の研究の進展・異動, または, 誤りを正すなどの理由により, 自身が登録した塩基配列と登録情報を修正・更新することができま す。
データフロー説明, あるいは, このページの最初の段落にもありますように, 国際塩基配列データベースを介して塩基配列が公開されたならば, 誰でもその登録情報を参照, 閲覧可能になります。登録者以外の利用者から配列自体を含む登録情報に誤りがあるなどの指摘を受けた場合, 国際塩基配列データベースは, その旨をコンタクトパーソン宛に連絡します。 ただし, 配列自体を含む登録情報を更新することが可能なのは, 当該塩基配列の登録者のみです。 指摘を受けて登録情報を修正するか否かの判断は, 登録者に委ねられます。
登録者には, 配列利用者からの登録内容に関する問い合わせの際には, これに応じる義務があります。 利用者からの登録者への連絡が必要な際は, DDBJから問い合わせフォームを 介してコンタクトパーソンへ転送いたします。そのため, DDBJ からのメールを迷惑メールとしないように設定をお願いいたします。
参照:
[重要]DDBJフラットファイルフォーマット改訂:E-mailアドレスと電話番号, FAX番号の非表示化
国際塩基配列データベースは登録情報に関する研究上の主張などに関して, 登録者を含めた利用者間に意見の相違がある場合, 双方の主張に関して中立の立場を取ります。
論文と塩基配列の公開
Primary citation が投稿中であるなどの場合, 当該論文が公表されるまでの間, DDBJ は登録情報を非公開の状態で保持することが可能です。 その場合, 登録者は塩基配列登録に際し, 登録情報に公開予定日 (Hold date) を含めなければなりません。 公開予定日を設定した場合, 登録情報は非公開の状態で維持されます。 非公開の登録情報に関しては, DDBJ は登録者以外に対して守秘義務があります。
非公開の登録情報はデータ 公開原則に従い, 公開予定日到来などの理由により公開されます。
一度公開された登録情報は, DDBJ 側に重大な過失があった場合を除き, 原則として, 非公開の状態に戻すことができません。
ただし, DDBJ は, 登録者からの要請に応じて, 登録情報の利用に一定の制限をかけることができます。
