同位体を代謝によってサンプルに取り込ませた場合
同位体を代謝によって生物に取り込ませた場合 (metabolic isotope labeling)、 BioSample のサンプル属性 isotope_labeled_compound で同位体標識化合物を記載します。 また、使用した安定同位体は isotope で記載します。 両属性は Omics パッケージには含まれていないためユーザ定義属性として追加します。
例
- isotope_labeled_compound=[U-13C]-glucose
- isotope=13C
BioSample の対応する SDRF 行において、 Characteristics カラムで同位体標識化合物や同位体を同様に記載します。
Characteristics[isotope_labeled_compound] | Characteristics[isotope] |
[U-13C]-glucose | 13C |
この場合、同位体はサンプルレベルで記載されるため、 SDRF 後半の Labeled Extract Name と Label は空欄にします。
代謝物を化学反応により同位体標識した場合
抽出した代謝物を化学反応により同位体標識した場合 (chemical isotope labeling)、 SDRF Label カラムに同位体、Comment[isotope_labeled_compound] に同位体標識化合物を記載します。
Labeled Extract Name | Label | Comment[isotope_labeled_compound] |
human urine sample 1 12C | 12C | 12C-dansyl chloride |
human urine pooled sample 13C | 13C | 13C-dansyl chloride |
この場合、同位体は Extract レベルで記載されるため、BioSample には同位体に関する属性を含める必要はありません。