現在,全世界のヒトゲノム計画センターでは,来年の春(5月頃)までにヒトゲノム全配列の90%以上を読み終える目標を掲げ,それぞれのセンターに分配された領域についての配列決定が継続されています。 日本は,全体(30億塩基対)の約10%分を担当することになっており,この目標に合わせて日本のゲノムチームからの登録が増大しています。
このたび,慶応大学医学部分子生物学教室の研究チーム(清水信義代表)と理化学研究所ゲノム科学総合研究センターの研究チーム(榊佳之代表)からヒトゲノムデータの登録がありました。
慶応大学から登録された塩基配列データは,ヒト8番染色体の塩基配列データ7エントリーで,アクセッション番号はAP000424-AP000430です。 理化学研究所から登録された塩基配列データは,ヒト11番染色体・21番染色体60エントリーで,アクセッション番号はAP000431-AP000490です。
これらのデータは合計67エントリー,7,321,122 bpでHTG divisionとしてDDBJ/EMBL/GenBank 国際塩基配列データベースに公開されました。