国際ヒトゲノム計画のもと,このたび日本の 理化学研究所ゲノム科学総合研究センターの研究チーム(榊佳之代表), 慶応大学医学部分子生物学教室の研究チーム(清水信義代表)と,ドイツの Institute of Molecular Biotechnology,GBF, Dept. of Genome Analysis, Max-Planck Institute for Molecular Genetics によって, ヒト21番染色体のドラフトシークエンシングが完了しました。 今回公開された配列は,アクセッション番号の順に21番ゲノム全体が一意に対応している非常に完成度の高いもので,CDSなどの情報も付加されています。

データは合計106エントリ(計約33Mbps)で,HUM divisionとして DDBJ/EMBL/GenBank 国際塩基配列データベースに公開されています。 このうち75エントリを日本のチームが担当しました。
また,106エントリのうち、q腕の105エントリについては,CONエントリとしても公開されています。 アクセッション番号は BA000005 です。このDNA配列の一括転送(ftp)または一括表示をするには以下の選択肢からお選び下さい。

● 全エントリをDDBJフォーマットでファイル転送する。
● エントリ別に区切ったDNA配列をFASTA形式でファイル転送する。
● エントリ別に区切ったDNA配列をFASTA形式で画面上に一括表示する。

※注意 画面上に一括表示すると大量のデータが出力されることがありますので, クライアント側でのメモリ不足にご注意ください。 また,エントリ間に gap がある場合は連続したDNA配列が出力されませんのでご了承下さい。

CONエントリとは:
CON (Contig / Constructed) divisionにはデータバンク側が, 個々に登録された関連のある配列データを結合し,1つのアクセッション番号を付与した 長大なデータが格納されています。CONエントリとは,このdivisionに格納されているエントリを指します。 CON divisionに格納されるエントリには長大な配列を構成する配列のアクセッション番号が記載され,塩基配列は記載されません。

理化学研究所が配列決定を担当したもの 54エントリ
AP001660, AP001666, AP001667, AP001669, AP001670, AP001671, AP001672,
AP001674, AP001675, AP001676, AP001677, AP001678, AP001679, AP001680,
AP001681, AP001683, AP001684, AP001685, AP001686, AP001687, AP001688,
AP001689, AP001690, AP001691, AP001692, AP001693, AP001694, AP001695,
AP001705, AP001706, AP001708, AP001709, AP001710, AP001711, AP001712,
AP001713, AP001714, AP001715, AP001716, AP001717, AP001718, AP001719,
AP001720, AP001721, AP001728, AP001729, AP001730, AP001731, AP001742,
AP001744, AP001750, AP001759, AP001760, AP001761,
慶応大学が配列決定を担当したもの 21エントリ
AP001696, AP001697, AP001698, AP001699, AP001700, AP001724, AP001725,
AP001726, AP001727, AP001732, AP001741, AP001743, AP001745, AP001746,
AP001747, AP001748, AP001749, AP001751, AP001752, AP001753, AP001754,