国立遺伝学研究所は,西日本電信電話株式会社(以下 NTT西日 本) と, 「グリッド技術」を用いて,一般家庭のパソコンの余剰時間をヒ トゲノム な どの 情報解析研究に活用するための共同実験を実施すること になりました。

実験では,NTT西日本フレッツユーザの協力の下に,家庭用パソコ ンの 余剰なCPU時間やディスクの格納容量等を,通信ネットワークを介 して集約 し て 離散的な超高性能コンピュータを実現し,国立遺伝学研究 所の日本DNA デー タバンク (DDBJ)の公開用データベースをその 超高性能コンピュータ に展開 し, データベースへの高速なアクセスと検 索ソフトの動作実験を行いま す。 この ようなIT環境をデータグリッドと 言いますが,一般家庭のパソコンを 使っ た試みとしては,おそらく我が国では初めての試みで はないかと思います。

DDBJでのサービス開始は3月1日の予定です。