進化的に広く保存され,動物において初期発生に重要な働きを担う T-box 転写因子 Brachyury の下流遺伝子を明らかにするために京都大学分子・進化発生研究室と遺伝研・遺伝情報分析研究室はホヤ Brachyury 下流遺伝子データベース NotoBase を構築しました。
このデータベースはこれまでにサブトラクション法によって単離されてきた約500のホヤ Brachyury 下流遺伝子に対するアノテーション情報を付与し公開しています。
EST 配列情報の参照だけでなく3000枚以上に及ぶ遺伝子発現パターン画像や外部データベース(ホヤ cDNAプ ロジェクト,ホヤゲノムプロジェクト)とのリンクによって対応する遺伝子の cDNA 全長配列あるいは予測配列,他の生物における類似遺伝子の参照が可能であり,種々の検索(Brachyury 下流遺伝子配列データに対する BLAST によるホモロジー検索や発現組織別の遺伝子検索,ホモロジー検索結果に対するキーワード検索)もサポートしています。 さらに Download サイトからは得られたホヤ Brachyury 下流遺伝子配列も取得することができます。
ちなみに画面トップのニコニコマークはホヤ原腸胚での Brachyury 発現パターンを示しています。
DDBJ のサイトでは「生命情報学へのとびら/ 生命情報・DDBJ 研究センターの生命情報 web リンク などからリンクが張ってあります。どうぞご利用下さい。