DDBJ では,大腸菌 W3110 株 (Escherichia coli K-12 W3110) の完全長ゲノム配列の公開を行ないました。アクセッション番号は AP009048です。
大腸菌 K-12 株のゲノムアノテーションにつきましては, Marine Biological Laboratory (MBL) の Monica Riley が中心となり,これまでに,2003年と2005年の2回にわたってannotation workshop が開かれてまいりました。本 workshop では,日本からは 奈良先端科学技術大学院大学, 基礎生物学研究所,DDBJ が参加し,米国で配列が決定された MG1655 株と日本で決定された W3110 株の各ゲノムに対する最新のアノテーションづけを行ないました。
なお,workshop の成果に関する論文が,2006年1月5日付の Nucleic Acids Research より発表されております。
Riley, M. et al. "Escherichia coli K-12: a cooperatively developed annotation snapshot--2005", Nucleic Acids Res. , 34, 1-9 (2006).
大腸菌は,分子生物学,ゲノム配列解析,システム生物学などの様々な生物学分野において用いられる重要な生物の一つであり,今回のゲノム配列公開による最新で正確なアノテーション情報の提供は,学術見地から見ても非常に有意義であると思われます。
参考 URL
大腸菌 W3110 株ゲノムデータベース GenoBase
MBL News
GIB: Escherichia coli K-12 W3110 *
*なお,大腸菌ゲノム更新版は,微生物ゲノム情報を網羅している Genome Information Broker (GIB)でも公開即日反映されております