DDBJ では,プログラムから利用可能な Web サービスとして REST(Representational State Transfer) サービスを 2007年8月より公開しました。XML Central of DDBJ からご利用可能です。 REST サービス を使うことにより DDBJ で公開している検索システムや解析プログラム,データ取得などを統合して利用することが可能です。
これまでプログラムから利用することが可能なサービスとしてSOAP サービスを公開していました。しかし,SOAP サービスと比較して REST サービスは下記のような利点があります。

  1. 利用しやすい

  2. WEB ブラウザに URL を入力するだけで動作確認を行うことができます。またプログラムから利用する場合も,Perl, Java, C, Ruby, Python などのプログラミング言語で利用できることを確認しております。さらに telnet や wget コマンドを使って利用することも可能です。
  3. 大規模データを扱いやすい

  4. REST サービスはサービスの結果をストリームで取得します。したがってサービスの結果を一行ずつ取得することが可能になり,コンピュータのメモリに溜め込まずにマシンの負荷を低くすることができます。このため,これまでの SOAP サービスよりも効率よく大規模データを取得することが可能です。例えば DDBJ の大腸菌ゲノムデータをフラットファイル形式で取得する場合,SOAP と比較して3倍以上速く取得することができます。

一方で,これまでの SOAP サービスにも,利用者のコーディング量が少なくてすみ,拡張性に優れているなどの利点があるため,継続して提供いたします。
DDBJ では,より使いやすい WEB API(Application Program Interface)の機能拡張を進めていきます。ご意見やご提案などがありましたら,xml-admin@ddbj.nig.ac.jp までぜひご連絡ください。
*REST とは?