– 本年度上期の募集は終了いたしました –

日本DNAデータバンク(以下 DDBJ)では,次世代シーケンサの出現にともなう計算機需要の急激な高まりに対応し,DDBJが所有する「解析サーバ PCクラスタ(ホスト名 an200)」を所内外の研究者に利用頂くため,以下の要領で平成22年度上期「DDBJオープンシステムプロジェクト」を募集致します。この研究プロジェクトでは,研究者自身に大規模計算機環境を提供し,様々なデータ解析,シミュレーションや,バイオ関連のプログラム開発,高速化に関する試用にお使い頂く事が可能です。研究プロジェクト期間中は最大48ノード(192コア)を無償でご利用できます。なお,応募が多い場合は,分割利用になる可能性もございます。また,応募状況に応じて,今後オープンシステム計算機環境の拡張を検討する予定です。

1. 研究プロジェクトの対象

本研究プロジェクトの対象となる研究は「最大48ノード(192コア)」を使用する大規模計算を大量に行う研究を対象とします。(上記ノード内での分割提供も可能です)

2. 応募資格

申込者(代表者)は「国内の大学に所属する研究者,公共機関に所属する研究者」に限定します。研究グループのメンバーは,情報・システム研究機構国立遺伝学研究所DDBJ塩基配列データベース等利用規約に順ずる有資格者,すなわち:

  • 国内の大学に所属する学生・研究者
  • 公共機関に所属する研究者
  • 企業に所属する研究者,技術者

でなければなりません。情報・システム研究機構国立遺伝学研究所DDBJ塩基配列データベース等利用規規約

3. オープンシステムプロジェクトの要件

①研究期間は平成22年4月15日~平成22年9月30日の間とします。  (以降についても同様の募集を予定していますが,詳細についてはあらためて公表します。)②期間中は,最大48ノード専用システムを無償で利用できます。

4. 応募締切

平成22年3月19日(金)(必着)

5. 審査方法

応募課題は,DDBJにより採否を審査し,結果の公表を行う予定です。平成22年3月31日(水)(予定)までに採否を申込者(代表者)にご連絡いたします。審査にあたり応募課題について代表者に問い合わせを行なうことがあります。また,利用環境,利用期間等について調整させていただく場合があります。

6. 応募方法,問い合わせ先

応募は申込書類にご記入いただき電子メールに添付してお送りください。申込および問い合わせは,DDBJオープンシステムプロジェクト受付(下記)までお願いします。

  • DDBJ オープンシステムプロジェクト受付: E-mail:opensystem@ddbj.nig.ac.jp

7. 申込に必要な項目

所定の書式にご記入いただき,電子メールにてお送りください。書式(pdf,MS-WORD )は以下よりダウンロードできます。平成22年度上期DDBJオープンシステム (PDF FILE) 平成22年度上期DDBJオープンシステム (Word 形式) ①申込年月日②申込者(代表者)情報(所属,職名,電話,E-mail,連絡先住所)③オープンシステムプロジェクト課題名④オープンシステムプロジェクトの概要⑤プログラム概要,必要な計算機資源,特記事項 等なお,採択されたプロジェクトについては,DDBJホームページ等で申込み内容を公表させて頂く場合がありますので,ご了承願います。

8. 利用できる計算機について

オープンシステムプロジェクトで利用できる計算機の概要を以下に示します。1ノードあたりのスペック(最大48ノード)

<table>
    <tbody>
        <tr>
            <td>CPU</td>
            <td>Xeon(2Core) 3.00GHz × 2</td>
        </tr>
        <tr>
            <td>メモリ</td>
            <td>8Gbyte</td>
        </tr>
        <tr>
            <td>ネットワーク</td>
            <td>1000Base-T</td>
        </tr>
        <tr>
            <td>内蔵ディスク</td>
            <td>147Gbyte</td>
        </tr>
        <tr>
            <td>OS</td>
            <td>Red Hat Enterprise Linux 4.6 ES (EM64T)</td>
        </tr>
        <tr>
            <td>HPC開発/実行環境</td>
            <td>富士通Parallelnavi NQSSun Grid Engine V6.2 update5</td>
        </tr>
    </tbody>
</table><span class="icon_triangle">ノード間共用ディスク領域</span>

<table>
    <tbody>
        <tr>
            <td>ディスク容量</td>
            <td>5TB程度 (5TB以上の利用については応相談)</td>
        </tr>
    </tbody>
</table>

<dl>
    <dd>

        <ul>
            <li>計算機ハードウエア資源以外に必要となるソフトウエア類については,利用者側にてご用意(インストール)頂く事になりますのでご了承下さい。</li>
            <li>Sun Grid Engineにつきましてはインストール時の最新バージョンでインストールを予定しておりますので,掲載バーションが変更される可能性がありますのでご了承下さい。</li>
            <li>Sun Grid Engineにつきましてはフリーソフトウエアとなっており,サポート対象となりませんのでご了承下さい。</li>
        </ul>
    </dd>
</dl> </span>