DDBJ センターが参加している GA4GH DURI work stream の活動が論文になりました

生命情報・DDBJ センターはヒトゲノムデータ共有のための国際的な標準化推進団体である Global Alliance for Genomics and Health (GA4GH) に参画しています。
DDBJ センターはアクセス制限が必要なヒトデータのためのデータベースである Japanese Genotype-phenotype Archive を NBDC と共同で運営しています。 JGA データセットには試料が取得された際のインフォームド・コンセントに基づく様々な利用制限事項、例えば営利目的での利用禁止やがん研究のみ、が課されており、オントロジーによる分類整理や検索が課題となっておりました。
GA4GH はこの課題に Data Use & Researcher Identities (DURI) work stream で取り組んでおり、その成果として利用制限事項のオントロジー Data Use Ontology (DUO) を作成し、論文として公開いたしました。本活動には DDBJ センター キュレータである秦 千比呂が参加しております。
DUO は JGA データセットの利用制限事項による検索、NBDC における審査の効率化に活用していく予定です。