International Nucleotide Sequence Database Collaboration (INSDC) では配列データの品質とサンプルのトレーサビリティを向上させるため、サンプルの「採取場所」と「採取日時」の記載を必須化します。

  • 採取場所: 生物学的なサンプルが採取された場所。少なくとも国や海洋を記載します。BioSample の geo_loc_name と DDBJ の country が対応する項目になります。
  • 採取日時: サンプルが採取された日時。少なくとも最も近い「年」を所定の書式で記載します。BioSample と DDBJ の collection_date が対応する項目です。

これらの情報を提供できない場合(例 宿主個人の特定に繋がりかねない病原菌サンプルの採取情報)、および、提供することが適切ではない場合(例 研究室で飼育しているモデル動物や確立された細胞株)、INSDC missing value reporting standards で定めている exemption term を使って提供できない理由を記載します。

必須化される時期

  • 2023年5月末まで: 全ての BioSample パッケージで geo_loc_name と collection_date が必須になります。
  • 2024年12月末まで: 全ての DDBJ への塩基配列登録で country と collection_date が必須になります。

関連情報