第34回 INSDC meeting report 2021年5月10~14日 teleconference
2021
第34回 INSDC meeting report 2021年5月10~14日 teleconference
DDBJ センター, EBI,
NCBI で構成される
International Nucleotide Sequence Database Collaboration (INSDC)
は、その共同事業の運営・推進を図るために、年1回、会議を開催しています。
2021年は NCBI で開催する予定でしたが、新型コロナウイルスの影響により、5月10日~14日にリモート開催され、DDBJ、
ENA、
GenBank、
Sequence Read Archive (SRA)、BioProject、BioSample を運営する上での実務的な問題を討論しました。
会議の報告を以下にまとめました。
検討事項と今後の課題
新型コロナウイルスの影響とそのデータ共有
新型コロナウイルスのデータ共有は INSDC の重要な課題と考えています。
SARS-CoV-2 配列の登録受付に関する技術的な問題について議論しました。
2020 年 から引き続き、SARS-CoV-2 配列データを INSDC データベースに登録することを奨励しています。
共同声明 もご参照ください。
TPA データ書式変更
将来的に受け付ける TPA データでは PRIMARY 行の出力を止めます。
SRA 引用は、これまで通り、DBLINK に、それ以外の引用元記載が必要な場合、COMMENT に記載します。
Feature と Qualifier の記載則改訂
- 今後、受け付ける配列データでは /citation と /compare qualifier を使用不可にします。
今後は /inference qualifier を用いて記載してください。 - /lat_lon qualifier の書式を小数第8位まで記載可能に拡張します。
- /regulatory_class qualifier の規定値に “recombination_enhancer” と “uORF” を追加します。
2021年10月以降 Feature Table Definition の改訂後に適用されます。