チンパンジーの全ゲノム情報の概要が米国の研究チームによって解読され,その結果が9月1日発行の英科学誌 Nature (vol.437, pp.69 - 87; Sep.1, 2005) に発表されました。
チンパンジーはヒトに最も近い生物で,ヒトゲノムとの比較によりヒトの進化のメカニズムや機能の解明が進むことが期待されます。
この塩基配列は,Whole Genome Shotgun データとしてDDBJ/EMBL/GenBank 国際塩基配列データベースに登録されており, getentryで取得することができます。また,FTP を利用したリリースデータ取得のページ の「WGS データ」よりダウンロードすることができますので,どうぞご利用下さい。なお,WGS についての詳細はこちらをご覧下さい
チンパンジーのゲノム解読については,昨年5月に理化学研究所を中心とする国際チンパンジーゲノム22番染色体解読コンソーシアムが,チンパンジーの22番染色体のゲノム解読データを同じく Nature に発表しています。