INSDC メンバーは strain-level taxonomy ID をゲノム配列が登録される微生物に対して発行してきましたが,2014年2月にこの慣行を停止します。以降は strain-level taxonomy ID に替わり BioSample ID が微生物ゲノムを識別することになります。

詳細は NCBI News をご覧ください: "Planned change in bacterial strain-level information management"

Taxonomy

Strain-level TaxID の発行は2014年2月に停止されますが,既存の TaxID は引き続きゲノム配列が得られた species レベルまで同定されていない生物のための informal strain-specific name として利用されます。

ゲノム配列が unidentified/unpublished organism から得られた場合,"Genus sp. strain" といった形の strain を使った species-level informal name が名称として使用されます。

BioSample

DDBJ センターは2014年2月から BioSample の受付を開始します。ゲノム配列を登録する場合,シークエンス対象の生物を BioSample に登録することが必須です。BioSample には strain 情報に加えて culture collection や isolation に関する情報を必要に応じて含めます。

BioProject

ゲノム配列を登録する場合,シークエンスプロジェクトを BioProject に登録することが必須です。BioProject アクセッション番号とゲノム配列が1対1に対応している必要はありません。「ある種に属する複数の微生物株」や「いくつかの薬剤抵抗性を示す微生物種」などを対象にした研究プロジェクトは1つの BioProject として登録することができます。

Strain-level Taxonomy ID から BioSample ID へ