MetaboBank
mzB format
MetaboBankは、質量分析の生データとして、登録時のデータフォーマットに加えて、mzBフォーマットに変換したファイルも提供しています。
概要
mzBフォーマットはReifycs社の提唱するHive形式に準拠した質量分析データの共通フォーマットの一つです。MetaboBank は、ファイルサイズを小さくし、また専用のAPIにより高速にデータ処理ができようにするために、様々なベンダーの質量分析の生データファイル(Thermo RAW, Waters RAW, Shimadzu LCD、Shimadzu QGD、Agilent D, Bruker D, Sciex WIFF, Reifycs ABF, cdf、mzML, mzXML)を、独自のバイナリー形式であるこのフォーマットでも提供しています。
このフォーマットを利用することで、MetaboBankの全生データ(135study、合計データサイズ:1240GB、2024年8月)は217GBになり、元のデータサイズの17.5%に減少しました。同様にイメージングMSの生データ(1study、合計データサイズ:95GB、2024年8月)においては4GBになり、元のデータサイズの4.3%に減少しました。
ツール
mzBフォーマットファイルを閲覧するためには、無料のData Checkerプログラムが利用できます。現在のところ、Microsoft Windows版のみ提供されています。
mzBフォーマットファイルに関するソフトウェアやAPIを開発するためには、無料の開発環境であるHive SDKはが利用できます。詳細は、こちらを参照しください。